隠れた名曲

好きなミュージシャンといえば、BUMP OF CHICKENだ。

青春時代には狂ったように毎日BUMPを聞いて過ごしていた。
バンドというものに憧れてギターを買ったこともある。
自分の同世代ではそういう人も多いんじゃないだろうか。
結局自分はメンバー不足でバンドを組むことが叶わず、ギターも大してうまくはならなかったのだが。
クラスで話題になるほど盛り上がってたわけじゃないが、実は好きな人がいっぱいいる。
そんなバンドだった。

BUMPで一番好きな曲はと聞かれると大変難しい問題になるが、最近は「ホリデイ」が好きだ。
この曲は社会人になったからずいぶん思い入れがある曲となった。
ホリデイというタイトルでありつつ、その実はホリデイではない日を歌っている。
速すぎず遅すぎず、絶妙なテンポ感だ。
誰もが感じたことあるような朝の気怠いひとときの描写に共感を抱く。
「失敗しない人生なんてどこにもない。
休んでも何も変わらないなら、ちょっとずつ日々を進めていこう。」
聞いてるとそんなふうに思えてくる曲なのだ。
頑張ろうとか励ます曲でもないのに、不思議なものだ。
しかし、だからこそ気負わず素直に自分の中に入ってくるんだと思う。
BUMPの隠れた名曲だ。